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10年

良いタイミングなのでここ10年を振り返ってみようとしましたが
最初の5年が後ろ向きの事や必死なあまり記憶が残っていないので、今の自分の製作の基になった器を挙げてみます。
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2010年の勅題「光」の抹茶茶碗です。
製作したのは2009年、初めて創った勅題茶碗、山道という碗の図案を基に
黄瀬戸の釉薬で光の道を表しました。
2009年の題「生」は父の葬儀直後で創ったのかどうかも記憶が無いのですが、この「光」はいま創っている織部や黄瀬戸で絵や線を描いた器の基になっていて
自分の陶芸において一つの転機になったと今でも感じ大事に残してあります。

10年前に思っていた今とは全く違っていますが、こうして器をつくって仕事ができること、ここ2,3年で自分の世界が数倍にも広がったこと
ほんとうに多くの方々のお陰だと思っています。
またここから10年、全く想像が及びませんが
せともの・瀬戸焼の瀬戸の一人として、できる事をできるだけ頑張って行きたいと思っています。


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器の魅力

半年ぶりの更新です。

つくる事に精一杯で発信することを疎かにしてはダメですね。
猛省します。

現在、ドームやきものワールドにて出展しています。
壁面展示の有効活用やどうしたら器の魅力を伝えられるのだろか?と考えていたら
魯山人の言葉
 「器は料理の着物」
という言葉にたどり着きました。

とても当たり前の言葉ですがつくり手とし独りよがりになっていると
忘れがちなとても大切なことを表現しています。

「使われている場面をきちんと届けよう。」

器の魅力を引き出してくれる人に全てをお任せしたら
つくり手では感じることができなかったポテンシャルを発見してくださいました。

和の色      日笠真理 さん
CHIE’S KITCHEN 神谷三保 さん
懐韻       池田美香子 さん

ありがとうございました。

これからはいっそう、料理の魅力を引き出し食べる人、使う人を笑顔にできるような
器を創っていきたいと思います。

パネルはドームやきものワールドで展示中です。
今後もできる限りの展示会で掲示していいきます。

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立地

赤津窯の里めぐりには多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。
不安視されていた天気もうっすらと汗をかくような快晴で
赤津のゆっくりとした窯の里の雰囲気を満喫されたのではないのでしょうか?
また感想などをいろいろな機会で是非聞かせてください。

三峰園窯は赤津の中心部からは若干離れていて、坂の上の行き止まりにあります。
なので中々不意に訪れるお客様は少なく
未だに「窯めぐりには何度も来ているけどここには初めて」という方が多くいらっしゃいます。

普通に考えれば少し不利な立地にあると思います。
ただ逆に考えれば、鳥の鳴き声が聞こえる静かな環境
ゆっくりと陶器が見れて、つくり手とゆっくりと会話が出来き、無料のお茶があったり
休憩用の椅子も多めに用意してあったりと
陶器の里をゆっくりと回って、お気に入りの一品を探してもらえるようにと心がけています。

なのでお客様の滞留時間は30分以上の方がおおい反面、ほんの一時的ですが狭い工房にお客様が溢れてしまうこともあります。
こちらもゆっくりとお客様と会話をしたいと思っていますが中々心苦しいところです。

遠く坂の上まで来て頂いたからこそ、ゆっくり楽しんで貰えるようにと毎回試行錯誤です。

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ブランド力


ブランド力

「銀の匙」という漫画に遅れながらもハマっています。
酪農高校生の話ですが酪農の6次化の話とかもあり、いろいろと考えさせられます。漫画なので下衆な話もありますけど。読んでおいて損は無いような漫画です。
来週には映画も公開されるようですが漫画からの実写映画化は成功した例が記憶に余り無いのですが。。。。

で、その漫画の中にこんな言葉がありました。
「自分たちが作ったから売れたんじゃなくエゾノーブランドだから売れるのか?先輩方の築き上げてきたものってでけーんだな」

モノを買うにあたって何かの基準によって人は判断しますよね。
その何かがブランドだったりするわけでそれは
TVや雑誌やネットで紹介:怪しい番組や雑誌、サイトなどを信用しますか?
誰かの紹介、アドバイス:その人に信用がなければ信じませんよね?
メーカーや販売店:過去に偽装とかしていたり、不快な思いをしていたら買いますか?

ある一面においてはブランドって信用力の表れじゃないかと思います。
信用を作り上げるには長い時間と努力が必要でそれを維持する努力も必要で
でも、無くすのはあっという間に簡単です。

そのことに携わる全ての人が努力をできるような瀬戸焼ブランドになるように
週明けのワークに臨みます。

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勅題茶盌

2014年最初の投稿です。
今年からは
「器で笑顔を広げる」
こんな想いを心に持ちながらつくりてとしてやっていこうと思っています
宜しくお願いいたします。

さて、お歳暮として作っている品に干支の置物ともう一つ抹茶盌があります。
(「わん」の字が碗ではなく盌な理由はまた別の機会に)
干支はもちろん十二支を題材に製作していますが
茶盌にも題材があり、それを勅題(ちょくだい)といいます

大辞林 によると
勅題とは
① 天皇の書いた題のある額。 ② 天皇が出す詩歌の題。 ③ 新年の歌御会始めの題。

とあり3の歌会始の題の事をさします。
歌会始については歌会始とはをご覧ください。
古くは鎌倉時代、近年では明治2年からとは歴史がありますね

勅題を題材にしたモノヅクリは扇子や和菓子など伝統的なところであるようですが
自分のところでも父が昔から頭を悩ませながら創っていたのを覚えています。
そして
平成26年の勅題は「静」

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争いが青くなるという意味が成り立ちのようなので
織部の中でも青織部とも呼ばれる緑色だけで仕上げた茶盌にしてみました
単一の釉薬ですが融けや施釉の具合による濃淡、口元や腰の形状など
凛とした静かな感じが少しは出せたのかなと思っています。

新年の初釜でご使用いただいたりと毎年楽しみにされている方々も多く
感想を良く聞かせて頂きます。苦労して創った甲斐があります。
さて15日に発表になる来年の題が気になります。
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当たり前のこと?

blog再開にあたり

当たり前のこと、「普通」という基準は時代によって変ってきますよね

個人の携帯情報端末というと
ポケベルがPHSになって二つ折りの携帯がはやり、いまはスマフォやタブレットでしょうか?


いつからか販売されている様々なものにこんな表記が目立つようになって来ていませんか?
「無添加」「無農薬」「有機」「国産」「てづくり」などなど

でもそれって当たり前のことだったような気がしませんか?
当たり前じゃなく特殊なことだから表記する。
なにかとても変なきがします。

ものづくりの一端に身をおく立場だからこそ考えたりします
こういう事を大切にしないといつか無くなってしまうんじゃないかと?


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こういうものづくりの仕方を大切にしながら一つ一つ丁寧につくって行きたいと思っています。
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地域ブランド

気温は上下していますが天候が良いので仕事は普通なら捗るんですが
イベントごとが多く搬入・搬入・当番・当番搬出・搬入と日中、空けることが多く
仕事の進み具合がいまいちです。

震災のあったとき地域ブランドのセミナーが瀬戸蔵であり参加していました。
内容は地域団体商標制度を利用したブランド・販売展開の仕方や実例で
泉州タオルと越前和紙の代表者の方の講演などがありました。

2005年からこの制度は始まっていて当時、担当部署に「瀬戸焼」や「セトモノ」で取れないの?
と提案したこともありましたが軽く一蹴されたのを覚えています。
ここで越前和紙ではトレーサビリティー制度を表示しブランドと品質の向上に努めているとありました
和紙は「製品段階で出荷されても材料として次に使用されることもある」といことです。

一部の飲食店やスーパーなどでは野菜の産地を県レベルだけでなく地域や生産者まで表示されています。
「○○県産」だけでなく「△△市の◇◇さんが作りました~」と表示してあったほうが良い感じがしますよね。
いろんな機会でこんな感じで表示してあると作っている人の顔や所が見えて
安心して購入できるのではないでしょうか?

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せともの

”せともの”の良さを伝えましょう!伝えるにはどうしたらいいでしょうか?
こんな質問がありました。

自分的には回答不可能です。
なぜなら”せともの”という定義が確立されてないんですよね
少し変えて”せとやき、瀬戸焼”にしてみましょう
これも難しい・・・・
瀬戸で焼かれているものとすれば
陶器ももあれば磁器もある器だけでなく人形もあれば置物も電気部品なんかもあったり

つまり一つの産地でこれほどの多種多様の焼物を出してるのが歴史が
瀬戸の魅力であり特色だと思うのですが
なかなか理解されていない気がします。

歴史的、美術的、科学的、技術的などなどいろんな角度から掘り下げていくと面白いです。

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事業

天気が悪くなる前に渋の作業は無事終了
少しづつ製作モードに変身していかねばってところです。

2010年度のドームやきものワールドは開催週の変更があり、出展はちょっと難しいかもです。
瀬戸市のまるっと大回遊の日程にもよるのですがもろ被りになりそうです。

さて
組合や協会というのは
 会員の事業を助けるため、もしくは大きな事業をするために会員がつくる。
と考えるのですがどうなんでしょう?
組合が会員を省みず事業をしたり、会員が新しく事業を提案していかなければ
存在が希薄となってしまうと思います。

某アンケート結果をみて組合は除くべきだ、組合から優先させるべきだ
とまったく逆な意見があったり面白かったです。

誰のため、何のためをその辺を自分ももっと考えて行動しなければと思いました。

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色見

昨日までの晴天がうって変わって小雨交じりの曇天の一日
窯だしをしましたがぱっと見たところ上手く焼けていました。
ただ新しく合わせた黄瀬戸の色見がイマイチで
もう一度テストの必要があるみたいです。

うちの黄瀬戸は三つの要素が重要で
鉄分による色の濃さ
融け具合
貫入の入り具合
のバランスをとらないとなりません。

灰や胎土、焼具合、釉の厚み
などなど関係する要素が多いので苦労もします。

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