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釉掛け

さる方より織部などの釉掛けの仕方などで質問がありましたので
投稿してお答えいたします。

うちのやり方は、基本的に生掛けなので多少一般的でない方法をしているかも知れません。
また、最近は釉薬に混ぜるタイプの撥水剤も使用していますが
今回は一般的な釉薬の上に塗るタイプとして回答いたします。

透明釉→織部 という順番で掛けるので
撥水剤を使う場合は透明釉の上に掛けます。
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このカップの場合、鉄絵を書く→透明釉→撥水剤→織部を突っ込みがけ→中を透明釉
という順番です。
透明釉の淵1ミリぐらい残す感じで全体に撥水剤を掛けます。
内外ともに透明釉は筆塗りです。


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左の湯呑みはカップの場合と同じですが、右の湯呑みは
口元を一周して織部をかけるので
織部を突っ込みがけ→鉄絵を描く→透明釉を中外筆塗り
絵が消えたり、変な隙間が空くのを防ぐ為に先に織部をかけます。


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こちらの鉢の場合は
桜の釉薬を塗る→その部分に撥水剤→織部を突っ込みがけ→中の透明釉を筆塗り





先日のロクロの鉢は、鉄絵→透明・釉筆塗り→織部・筆塗りです。
だいたいこんな感じですが
筆塗り時もできるだけ釉薬が重ならないように十分気をつけて塗っています。

織部・透明釉の二つを同時に突っ込み掛けすることは無いのですが
やるとしたら先に透明釉のほうを塗ります。
織部の上に透明釉だと焼き上がりが汚くなります。

また、撥水剤はできるだけ広い範囲に塗り、淵を1ミリぐらい以下残す感じで
塗るのですが、攻めすぎると撥水剤が浸透してしまうので注意が必要です。
けれどあまり大きすぎても釉薬が剥がれる原因になるので
経験して覚えるしかありません。

釉薬の突っ込み掛けの重ね塗りはしない方が安全なので
片方は筆塗りや刷け塗りをしたほうがいいと思います。
どうしてもやるなら
重なる部分ができるだけ少なくなるようにする。
厚くならないように手早くやる。厚くなったら削る。点を注意すればOKかと

3月時のカップはうちで塗るなら、織部を突っ込んで塗って透明釉部分は
筆で塗ります。
織部は筆で塗ると濃淡が出て難しいので突っ込み、透明釉は筆塗りで
多少ムラがでても目立たないので大丈夫だと思います。

上手く返答ができていませんが、また鍵コメででも質問してもらえれば
お答えいたします。

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